サムスンが今回ギャラクシー(S25、S25 Plus、S25 Ultra)にMicron社のRAMを採用。

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ギャラクシーに自社製のRAMを使わなかった理由

私は韓国でK-POP音楽関連や芸能関連の仕事を10年以上してきました。その為、関連しているアーティストであれば、K-POPの関係者コンサートチケットや、サインCDやサインポスター、コンサートグッズなども手に入ります。

それ以外にも、知り合いの何人かが韓国で大きなチケット代行をしているので、高くても良ければコンサート最前列なんかも取れたりします。

今後このブログで韓国の芸能裏事情や、韓国のチケット事情、韓国人と日本人の考え方の違いや、韓国グルメ情報なども配信して行きたいと思います。

今日は新たに発売されたサムスン電子がギャラクシーに自社製のRAMを使わなかった理由を少しお話ししたいと思います。

サムスン電子がギャラクシーに自社製のRAMを使わなかった理由とは?

ギャラクシーS25シリーズ発売前、サムスンが自社製のRAMを今回発売されるギャラクシーS25に使用しないと言う噂がありましたが、実際に発売されるとそれが事実だったと言うことが分かりました。

※ RAM(Random Access Memory)とは、パソコンやスマートフォンなどのデバイスでデータを   一時的に保存する領域のこと)日本語では「自由に読み書きできるメモリ」とも呼ばれている。)

サムスンが今回ギャラクシー(S25、S25 Plus、S25 Ultra)にMicron社のLPDDR5X DRAMとUFS 4.0ストレージを採用しました。

サムスンはRAMにおいて世界1位のシェアを誇っており、今回採用したRAMは競合他社となるMicron社のRAM。なぜ世界1位のシェアを誇るサムスンが自社製のRAMではなく、競合他社のRAMを使うことになったかを説明したいと思います。

Micron社のLPDDR5X DRAMは高度な1β(1-ベータ)プロセス技術を使用して制作されており、設計最適化によって競合他社製品より低い電圧レベルで動作できると明らかにしています。

どういうことかと言うと、これはMicron社のLPDDR5X DRAMを使用するスマートフォンは他の製品よりバッテリー使用量が少ないため、より長時間使用できると言う意味です。

サムスンが自社のフラッグシップスマートフォンで外部メーカーのメモリを使用したのは今回が初めてと言えます。

世界最高の携帯電話を目指すサムスン

これまで発売されたすべてのギャラクシーSおよびギャラクシーZシリーズはサムスン半導体のDRAMおよびストレージルールを使用していたため、今回の決定でサムスン半導体事業部は世界で販売される、シェア率24.02%、世界シェア2位のため、普通で考えたら、少しくらい劣ったとしても、グループの立場としては自社製のRAMを使うのが当たり前と言えるのですが、世界最高の携帯電話を目指すサムスンはその様な妥協を一切せずに、自社製のRAMではなく、競合他社であるMicron社のRAMを採用したとのことです。

実際に競合他社のRAMを選択した理由

先ほど言ったように、世界最高の携帯電話を目指すサムスンはその様な妥協を一切せずに、自社製のRAMではなく競合他社であるMicron社のRAMを採用した!と言うと聞こえは良いのですが、サムスンのスマートフォン事業部がこのような決定を下すことになった本当の理由は「コストパフォーマンス」が最大の理由と言えます。

簡単に言えば、 Micron社のLPDDR5X DRAMとストレージスペースがサムスン半導体のそれに比べて性能に優れ、価格が安かったため、サムスンスマートフォン事業部では高額なサムスンのRAMを採用せずにMicron社のRAMを採用したとのことです。。

ですが、結局、サムスンスマートフォン事業部は、サムスン製品を使うと言う社内の圧力には屈せずに、競合他社でも性能の優れた価格の安い部品を採択したと言えます。

他のデバイスはどうなの?

また、ギャラクシータブレットS10に対しても、サムスンスマートフォン事業部はコストパフォーマンスと性能が、自社製品よりも高いと言える台湾製のメディアテックのディメンシティCPUを使用したこともあります。

この様に、本当に良いものを作るためには競合他社の製品を敢えて使うと言う文化が根付いてくれると有難いですね!

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